調息とは
この度は当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
栃木県宇都宮市桜通りに店舗を構えております「わざあり鍼灸整骨院」です。
今回はあまり聞きなれない言葉「調息(ちょうそく)」について解説していきます。
まず初めに「禅」という哲学、思想について書いていきます。
禅の3つの基本となる考え方
1、調身(ちょうしん)
2、調息(ちょうそく)
3、調心(ちょうしん)
調身とは身を調える(ととのえる)こと、調息とは呼吸を調えること、調心とは心(精神)を調えることをいいます。
からだ、いき、こころは、密接に関わっており
心の乱れが呼吸の乱れを招き姿勢の乱れを生じさせます。乱れを感じたらこのうちの1つでも調整するように働きかければよいのです。
しかしながらこころもからだも意識することが難しいものでなかなか統制できません。考えても答えがない、仕方がないことを延々と考えぐるぐると悪循環へと突入していきます。
そんなときに基本の一つである「調息」、まず息(呼吸)から調えてみましょう。自律神経がつかさどる働きの中で最も意識しやすいものであり、自分でコントロールできるものが呼吸です。
多くの人の場合、呼吸が一番簡単に取り組める内容かと思います。
心や身体が乱れたと感じた時(疲れた、やる気が起きない、姿勢が保てない下を向きたい、からだ、こころが痛いつらいなど...) おなかから深ーく深呼吸してみてください。
はじめは上手に深く息ができないかかもしれません。それでもかまいません。
今よりもほんの少しだけ長く、ほんの少しだけ深く呼吸してみましょう。
呼吸に意識を向けて深呼吸を行うと、空気のおいしさやありがたさ、そして気持ちよさ、心地よさを感じられると思います。
この気持ちよさ、心地よさが最も大切なポイントです。
決して人に合わせることなく自分自身の呼吸を感じてあげることができたとき、からだやこころに様々な変化が起きる事を感じることができるでしょう。
漠然とした内容に感じるかもしれません。
継続して実践してみた人にのみ、「息が整い、心が整い、からだが整う」という心地よい感覚が体感、理解できるはずです。
だまされたと思って真剣に取り組んでみてくださいね。試す価値おおありですよ。
以上になります。最後まで読んでくださりありがとうございました。