オーバートレーニング症候群
朝晩涼やかなとなり秋の訪れを感じる季節となりました。皆さん体調など崩さず過ごされておりますでしょうか。
今回は運動障害のひとつでもある「オーバートレーニング症候群」について書いていきたいと思います。
オーバートレーニング症候群とはスポーツ活動などによって生じた肉体的疲労、精神的疲労が十分に回復しないまま積み重なり、常に疲労を感じる慢性疲労状態のことであり、一気に激しい運動を行うことで疲労が起こるオーバーワークの状態とは異なります。
オーバートレーニング症候群は
肉体的・精神的なストレスが慢性的にかかることによって脳の視床下部、下垂体系が機能不全となり脳下垂体から分泌されるホルモンのバランスが崩れて起こると考えられています。貧血や感染症などの病気にかかっていないのに、安静時心拍数の増加、安静時血圧の上昇、運動後の血圧の回復の遅れなどがみられ、競技成績の低下、または最大パワーの減少がみられるとオーバートレーニング症候群が疑われます。急激な負荷のトレーニングや
休息・栄養・睡眠が不十分であること、過密なスケジュール、過度の精神的なストレスなどが要因となって起こります.
トレーニングは無理をせず、体調の悪い時はトレーニングメニューの変更や負荷を軽くする、トレーニング時間を短くする、トレーニングを中止するなどして対応し栄養をしっかり摂って休養することが大切です。普段から頑張り過ぎず、無理せずに適度な休憩と栄養補給を心がけ運動と休養と栄養のバランスを保ってトレーニングを行うことが重要です。ストレスを溜めすぎないように適度に息抜きすることも大切ですよ。
これらの症状は運動に限らず
日々の仕事や生活++の中でも十分に起こり得ます。過度な疲労や、寝ても疲れが取れないなどの症状でお悩みの方は是非一度当院までご相談ください。
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。